本日のねこのび(ねこのびギャラリーへ)
こんにちは、nekonobiです。
またまた少し久しぶりの更新になってしまいました。今日は、我が家のにゃんず達がキャットショーに出陳したので、その時のことを話したいと思います。コロナ渦で今年に入ってからは中止が続いておりますが、2019年5月~2020年4月までのTICA(The International Cat Association)主催の2020年度のショーに出陳していました。
思わぬ快進撃でびっくりの結果でしたので、少しお付き合いください。
1)キャットショーに出陳したわけ
キャットショーに出陳することになった経緯は、動物病院での健康診断がきっかけでした。毎年2月~3月に我が家のにゃんずは健康診断を受診しています。健康に過ごしてほしいので、今後も毎年受診していくつもりですが、マロンちゃんとプリンちゃん、特にマロンちゃんの診察台の嫌がり方が酷いので、かかりつけの先生から提案いただいたのがきっかけでした。キャットショーは審査の際に台の上で審査を受けます。審査台の上であちこち触られ体制をコントロールされのが病院の診療に似ているので、中にはキャットショーに出しているうちに慣れてくる子がいるということでした。勿論、かならず慣れるというものではありませんが、少しでも矯正できるのであれば今後のことも考え出陳してみるのもありかな?ということで、キャットクラブを紹介していただくことになりました。
2)キャットショーの団体について
キャットショーを主催している団体は、いくつかありますが我が家のにゃんずは、TICA(The International Cat Association)のAsia East Regionが主催するキャットショーにエントリーすることにしました。
TICAのHPはこちらから
TICA Asia East RegionのHPはこちらから
TICAは純血種及び家庭猫の世界最大の血統登録機関で、ソマリに関しては5色のカラーが認められています。団体によって認定されているカラーの数や呼び方が変わります。TICAでソマリは、ルディ、ブルー、シナモン、フォーン、シルバーの5色です。シナモンは他ではレッドと呼ばれていることも多い色です。我が家のにゃんずはマロンちゃんがルディ、パックちゃんはブルー、プリンちゃんはシナモンになります。
3)出陳の準備
キャットショーに出陳するには、その団体への登録が必要です。にゃんずの場合は、CPP(CATS PARADISE PARTY)というTICA傘下のキャットクラブに所属し、CPPからショーのスケジュールを戴いたりTICAへの登録などの窓口をおこなって戴きました。TICA傘下のキャットクラブに所属することで、いろいろな情報や手続き不安は解消できます。手続き以外にも出陳するために、いろいろな準備をしました。会場でにゃんずが過ごすためのソフトケージや簡易トイレなど様々な道具です。にゃんずが落ち着いて待機できるように少しでもストレスを抑えられるように必要なものを揃えました。小物などは猫ちゃんによって違うと思いますので、ここではソフトケージと簡易トイレを紹介します。(ちなみにケージは会場で借りることもできます。にゃんずは災害対策などでも使用できるように慣れてもらう意味も含めて自前のソフトケージを用意しました。)
4)いざ出陳
準備して、出陳するキャットショーの申し込みを行って、いざ出陳です。出陳する部門は、Cats(成猫部門)・Kittens(子猫部門)・Alters(去勢避妊猫部門)・House Hold Pets(家庭猫部門)から選びます。我が家のにゃんずは純血種で去勢避妊しているので、Alters部門への出陳になります。
初めてのショーの時は、にゃんずは3にゃんで出陳だったためさらに会場でシングルケージを2つ借りて広めの場所に3にゃんの待機場所を作りました。待機中はおやつをあげたりカバーをかけて少し暗くしてあげたり少しでもリラックスできるように注意します。そして緊張の審査が始まります。キャットショーは基本1日中かかります。会場には4~5のリングと呼ばれる審査台があり、それぞれにジャッジ(審査員)がいて数頭~20数頭の審査を行っていきます。各リングはAll Breed(部門全体)とSpeciality(長毛・短毛別)に分かれています。審査頭数にもよりますが、All Breedは10位以内、Specialityは5位以内に残るとファイナルに進出でジャッジの方が審査ポイントを説明しながら順位を発表していきます。(細かくは同じ猫種内の順位やカラーの評価などありますが割愛します)ファイナルに残れない場合は、そのリングからは退場となります。部門ごとに各リングから呼ばれたら待機ケージに連れていきます。3回呼ばれて連れて行かないとそのリングは辞退となります。予選・ファイナルと各リングごとに2回(勝ち残れればですが)を4~5リングそれを午前の部と午後の部2回行われるので、すべて勝ち残ると20回くらい審査台と自分の待機所を行ったり来たりしますので、後半になるにつれてにゃんずのご機嫌も斜めになっていきます。にゃんずの場合、ストレスを抑えるために全部出陳せずに辞退するリングも入れながらやっていました。(もともと診察台慣れするためのトレーニングが主目的だったので) 順位がもらえるとポイントがつきます。5月から翌4月末までのポイントを合計した点数でアワードの順位が決まります。そのほか、点数や条件によってチャンピオンの称号がもらえます。チャンピオンにもランクがありChampion、Grand Champion、Double Grand Champion、Triple Grand Champion、Quad Grand Champion、Supreme Grand Championと段階があります。1年間の成績が良い猫には年間アワードの表彰とその年のカタログへの掲載権などが与えられます。
5)2020年度の結果
にゃんずキャットショーに挑戦の結果ですが、当初3にゃんで出陳しましたがマロンちゃん・プリンちゃんはストレスが高く2回ほどの出陳までとしたため、パックちゃんのみ年間アワードに選ばれましたので、ご報告します。以下パックちゃんの成績です。
2020 TICA Supreme Grand Champion
2020 TICA East Asia Region Best Somali (Alters )
2020 TICA International Third Best Somali (Alters )
2020 TICA East Asia Region 9th Alters
なんとも信じられない好成績を収めてしまいました。当初は好成績が目的ではなかったのですが、快進撃が続き頑張っているパックちゃんを誇らしく思う気持ちもつよくなり、結果の連絡をもらった時は大喜びしてしまいました。本当によく頑張ってくれました。マロンちゃんとプリンちゃんもショーには慣れませんでしたが、病院の診察台の上でのあばれ具合が少しおとなしくなりましたので、成果はあったようです。みんな本当によく頑張りました。
2020年に入ってコロナ渦になってから2021年度の現在まで、日本でのキャットショーは今のところすべて中止になっており、出陳も見学もできていませんが機会があればまた考えていきたいと思います。(猫だらけの空間はやはりとても楽しいだけでなく、猫にとってもマナーを学ぶ機会になるので休ませながらの参加であればストレスも低く継続してもよいと思います。コロナがおさまればですが)
6)そのほかのお楽しみ
キャットショーにいくと色々なお店が出店されています。そのほかにショーのスポンサー企業から様々なプレゼントがあります。ショーによっても内容は違いますが、一回のショーでもらったプレゼントを紹介します。わくわくしますよね。